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特別レポート

資産運用で成功する方法―資産運用成功の鍵は「米ドル建て資産」―

老後資金の不足や、円安による資産価値の減少など、昨今の日本において”お金に関する不安”が増えていることをご存じでしょうか?

だからといって、資産運用を始めようにも「何から始めたらよいのかわからない。自分で資産運用をする自信がない」という方も多いはずです。

今回の特別レポートでは、資産運用とは何なのか、資産運用成功の鍵とは何なのか、資産運用初心者が抱えている悩み・疑問に応えていきます。

また、昨今の円安ドル高を踏まえ、なぜ「米ドル建て資産」への投資が重要となるのかも解説しています。

1.資産運用とは

資産運用とは、自分のお金を預貯金や投資に使って「お金を増やす行為全般」のことを指します。日本証券業協会では、“資産運用とは、自分の持っているお金(資産)を預貯金や投資に配分(運用)することで効率的にふやしていくことをいいます”と説明されています。
(引用元:日本証券業協会HP「資産運用とは」https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson2/)

代表的な資産運用には、以下の7種類があります。
・普通/定期預金
・外貨預金
・保険
・株式投資
・投資信託
・債券
・不動産

他に、FXや仮想通貨などもありますが、“リターンが比較的安定している投資先”という条件をクリアしている資産運用は、この7種類がメインとなります。

2.資産運用をする 3 つのメリット

資産運用をするメリットは、以下の3点が挙げられます。

1.労働以外で資金を増やすことができる
2.早く始めるほど複利で大きく増やせる
3.将来資金が足りない不安を軽減できる

なにより、自分が働かなくともお金を増やせる可能性があるのは大きなメリットです。もし、貯金として眠らせているお金を運用して、増やすことが出来たら誰だって嬉しいはずですよね。

それでは、イメージがつきやすいよう各メリットについて分かりやすく解説します。

労働以外で資金を増やすことができる

資産運用を始めると、労働以外でお金を増やすことができます。例えば株式や投資信託に投資
した場合、投資先が成⾧し、価格が上昇すればその分「自分のお金」も増えます。

<例①>10万円投資して投資先の価格が5%高くなった場合
投資前:10万円
投資後:10万円5,000円
<例②>100万円投資して投資先の価格が5%高くなった場合
投資前:100万円
投資後:105万円

もちろん運用先によっては、投資した金額を下回る“元本割れ”をしてしまうリスクがあるのも事実です。しかし、アメリカの代表的な株価指数S&P500のように、⾧期的にみて右肩上がりになっている投資対象に⾧期投資をすれば、元本割れリスクを抑えながら資産運用することができます。

(yahoo ファイナンスより引用 2022 年 4 月 25 日時点)

さらに、米ドル建てで投資をしていれば、円安リスクにも備えることができます。米ドル建ては、日本円を米ドルに両替して、米ドルで投資をすることを意味します。

早く始めるほど複利で大きく増やせる

複利とは、簡単にいうと「増えたお金がさらにお金を生む仕組み」のことです。

例えば、10万円を資産運用して11万円まで増えたとします。この場合の利回りは10%です。そして、11万円を元本にまた利回り10%で運用できたとすれば、資産は12万1,000円になります。
この12万1,000円の内訳は、以下のように分けることができます。

・元本に対する利益:2万円
・最初の利益(1万円)に対する利益:1,000円

このように、利益がまた利益を生んでいることがわかります。これが複利効果です。
そして、この複利効果は、投資期間が⾧いほど大きな効果を発揮します。

■複利と運用年数の関係:100 万円を運用した場合

上記のシミュレーションからもわかるとおり、投資期間が⾧ければ⾧いほど、資産の伸び方は雪だるま式に大きくなっています。だからこそ、資産運用は早くから始めた方がよいと言われています。

将来資金が足りない不安を軽減できる

人生設計をする上で、「将来的にお金が足りないかもしれない」という不安は、大きなストレスになりえます。
たしかに、資産運用でお金が減ったらどうしようという不安もあると思われます。しかし、資産運用をしなければ、「自分で働いたお金」と「わずかな預金金利」でやりくりしなければならなくなります。だからこそ、資産運用を取り入れて「お金を増やす選択肢」を広げることが重要です。そして、資産運用でお金を少しでも増やせたという成功体験は、今後の人生で大きな自信につながることでしょう。

このように、資産運用をできるようになれば、「お金に関する不安」を軽減させることができるのです。

3.資産運用をしないことで生じるリスク

「資産運用のメリットは分かったものの、預貯金だけでも問題ないのでは?」と疑問に思っている方も多いです。預貯金であればお金が減る心配はなく、安全に思えます。もちろん、所得が多いなどの理由で、預貯金だけで老後まで十分生活できる人がいるのも確かです。

しかし、賃金がなかなか上がらない、今の年収では将来が不安と考えている人にとっては、「資産運用をしないこと」もリスクになりえます。

ここからは、資産運用をしないことで生じるリスクについて、解説します。

円安やインフレで資産価値が減ってしまう可能性がある

預貯金だけの場合、たしかに額面上の金額は減ることがないので元本は保証されます。しかし、それは「円」としての価値です。

仮に、円の価値が米ドルやユーロなどの外貨より低くなってしまうと、実質的な資産価値も減ることになります。これが「円安リスク」です。

円安になると、以下のような悪影響が及びます。
・輸入品が高くなる
・輸入に頼っているガソリンや石油関連商品などが値上がりする

そして、円安と同じくらい注意が必要なのが「インフレ」です。インフレはインフレーションの略で、物価の上昇を意味します。つまり、モノの価値が上がるため、相対的に円の価値が下がるということです。インフレによってモノの価値が上がると、食料品をはじめとした生活必需品を揃えるための生活費が増えることになり、私たちの生活がひっ迫する恐れがあるのです。

このように、額面上のお金は減らずとも、「資産価値は目減りする可能性がある」ことを認識し、十分注意することが必要です。

大きなライフイベントや老後にかかる資金が不足する可能性がある

⾧年、平均賃金が伸び悩んでいる日本では、労働によって得たお金だけでは、老後資金を補いきれない可能性があります。
今後、賃金が上がっていく可能性はゼロではありませんが、楽観視していて「結局お金が足りない!」なんてことになったら大変です。
実際、老後資金の中核を担う「退職金」も、以下のように年々減少傾向にあります。

2003年時点で定年退職した際の退職金平均(大卒者):2,499万円
2018円時点で定年退職した際の退職金平均(大卒者):1,788万円

引用元:厚生労働省「退職給付(一時金・年金)の支給実態」
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/dl/gaiyou04.pdf)

2003年以降の15年間で、退職金平均が約700万円も減少しているのです。このように、老後資金を国や企業に頼ってばかりいられないのが、日本の現状なのです。
自分のライフイベントや老後生活を豊かにするためにも、資産運用術は身につけるべきスキルの一つになりつつあるのです。

4.資産運用した場合/しない場合の資産額シミュレーション

ここからは、資産運用の効果を具体的なシミュレーションを通して紹介していきたいと思います。

シミュレーション通り確実にお金増えるというわけではありませんが、資産運用をして得られる恩恵は想像しやすくなるはずです。

以下の条件で資産運用をした場合のシミュレーション結果を見ていきましょう。

・積立金額:1万円/月(合計120万円)、3万円/月(合計360万円)
・運用期間:10年(毎月積立)

資産運用をした場合では、数十万円~100万円以上お金が増えているのに対し、預金ではほとんど増えていないことがわかります。

使い道が決まっているお金であれば預金しておくことに問題ありませんが、しばらく使う予定がないお金は少しリスクをとって資産運用してみるのも、賢い選択の一つといえます。

5.資産運用成功の鍵は「米ドル建て資産」

資産運用の必要性やメリットが分かっても、何から始めればよいのか分からないと、行動に移せません。
この章では、初心者でもできるおすすめの資産運用をご紹介します。

成功の鍵は「米ドル建て資産」

資産運用で投資する際の投資先はいくつかありますが、なかでも「米ドル建て資産」に近年注目が集まっています。

「米ドル建て資産」とは、円ではなく米ドル建てで保有している資産のことを意味します。下記は、米ドル建て資産の一例です。

・米国株式や米ドル建て投資信託
・米ドル建ての保険
・海外(米国など)の不動産

つまり、日本円を直接/間接的に米ドルに替えて保有している金融商品全般が、米ドル建て資産ということです。

「米ドル建て資産」が注目を集める理由

では、なぜ米ドル建て資産が注目されているのでしょうか。その理由は、円安が進行してきているからです。

(yahooファイナンスより引用 2022年4月25日時点)

上記は2011年から2022年の米ドル/円のチャートです。ここ最近で急激に円安進行となっており、1ドル約129円となっております。2015年の高値を超える勢いであることからも日本円の価値が相対的に下がってきていることがわかります。

言い換えれば、日本円だけを持っていると、円安の進行によって円の価値が下がり、知らぬ間に損をしているということです。だからこそ、日本円だけでなく、世界の基軸通貨である米ドル建てで資産を持つことが重要になってきます。

手軽に米ドル建ての資産を運用する方法としては、投資型クラウドファンディングを活用することです。SAMURAI証券のクラウドファンディングであれば、間接的に1万円から米ドル建ての金銭債権などへ投資ができるため、いきなり大金を投資するのが不安な方におすすめです。

今回は、資産運用とは何か、そして米ドル建てで資産運用をすることでどんなメリットがあるのかについて解説してきました。
特に、「米ドル建て資産を持つこと」の重要性は、今後も高まっていくことが予想されます。

SAMURAI証券では、米ドル建ての投資商品に少額から投資が可能です。
投資商品の種類も豊富に揃えており、1万円からの少額から投資できるため、無理なく投資を始めることができます。ご自身の投資目的や余剰資金にあった投資先を探してみてはいかがでしょうか。

※投資はリスク・手数料をご確認の上、契約締結前交付書面を読み、ご自身の判断によって行ってください。